水引
紙をこより状にし、水ノリで固めた飾り紐の事
贈答品や祝儀、不祝辞袋に結んで付けられています。
近頃は印刷してあるものと認識されている方がお多いのでしょうか
由来は諸説あります
遣隋使小野妹子が隋から帰還した折、同行した答礼氏が持参した貢ぎ物に結ばれた
紅白の麻紐が、後に宮廷への献上品に結ぶ習慣となった。
室町時代、日明貿易の際、輸入品には紅白の縄が縛り付けられていた。これは明側が
輸出品と他を結ぶものとを区別するために使用したに過ぎなかったが、日本側は
贈答品には紅白の縄を結ぶものをと思い込み紅白の紐を結ぶ様になった。
また、航海の無事を祈ったり、海賊から守るための魔除けとして塗った黒色毒が
解くと赤になった事に倣って。
この様な起源から、未開封であるという封印の意味や魔除けの意味、人と人を結ぶと
いう意味で現代へ受け継がれてきました。
ラッピングやリボンの様に解く事を前提としたものとは意味合いが異なる様です。
こんな事を知ると、大切な人には水引を掛けた贈り物をしたいし、水引のついた頂き物を
したら、感謝せずにはいられませんね。
たくさんの人に少しでも伝えたいと、シンプルでモダンに使い易くを心掛けて創作しています。